小学校受験 子供にどの様に伝えるか?
「あなたはお爺様もお父様も通った〇〇小学校に合格しなくてはいけませんよ。」
代々同じ学校に入学させなくてはいけないお家はプレッシャーが大きいですね。
入学後は医学部の内部推薦をもらうまで走り続けなければいけない場合もあります。
残念な結果
どんなに優秀で、家柄も素晴らしくあっても、残念な結果の場合があります。
直接、家庭教師で携わったお子さんではありませんが、話を聞いて胸が苦しくなりました。
「合格できなくて、〇〇小学校に行けなくてごめんなさい。」と泣きながらお母様に謝ったそうです。
5歳のお子さんの気持ちを思うと辛いです。
そこまで追い詰めて頑張らせなければ駄目なのでしょうか?
何と言って受験させるのか?
今まで家庭教師をしてきて様々なご家庭のやり方を見て参りました。
その一例です。
「〇〇小学校も受けるけれども、とても良い学校で人気があるから「くじ引き」で決めるそうよ。」
「近くの(公立)〇〇小学校の校長先生が是非入学してください、って言ってくれているから安心してね。」
「みんな必ず一つ行ける小学校があるから(公立含む)それまで準備をしましょうね。」
この様にお話ししているのを耳にしました。
ご家庭それぞれです
我が家はどうだったのか?
「年長さんになったら小学校に行くためのお勉強をしますよ。」
「皆んな必ずその子にぴったりの小学校に行くことになるのよ。」
この程度でした。
しかし、受験当日は「ここの小学校は〇〇小学校です。今日一日小学校の名前を覚えていてね。間違えてしまうと先生が残念な気持ちになってしまうからね。」と伝えました。
結果、小学校受験は合格も有り不合格も有り。
親はあれやこれや反省点もございましたが、本番の試験の本人のストレスはゼロに近かったのではないかと思います。
「楽しかった!」と言って考査から戻ってきていました。
もちろん、暑い夏の夏季講習会や直前の学校別講習会は5歳児には流石にキツかった様子でした。正直のんびり遊びたかったでしょう。
我が家では合格、不合格の概念は子供に教えておらず、ただただ小学校1年生になるための課題であると認識していたのだと思います。
当時、身内の者が入院をしてしまい、受験できないかもしれないと思う時期がありました。それならば受験できなくても仕方のない事だ、とも思っていました。
小学校受験の合格が、その子の人生のゴールではないのです。